過去のスイスフランの介入データ

介入といえば日本円以外にもう1つ有名です。そうスイスフランです。

スイスフランは永世中立国であるスイスの信用、そしてスイス銀行に代表されるような金融事業の信用もあってリーマン・ショック以降急速にその価値を高めてきました。それによって円と同じくスイスフラン高が進んでしまい、通貨高に苦しんでしまう状況に陥っていたのです。

そのため行動力に定評のあるスイス中銀はいろんな行動を起こします。市場に大きな介入をし、外国人のフラン資産に課税する実質マイナス金利を実施したり、ユーロとのペッグ制をちらつかせて牽制するなどあらゆる手を打ってきました。その成果が如実に現れたのが9月6日のスイス中銀の介入です。

スイス高官は9月6日会見で 「EURCHFが1.2を下回ることは許さない」 と再びの介入宣言を行いました。しかも 「その後は無制限の介入を行う」 という異例とも無謀とも思える会見内容でした。その会見と同時進行でスイス中銀の相当な市場介入がありました。なんと、USDCHFで700pips、EURCHFとGBPCHFで1200pips、もの超バク上げをさせたのです。CHFJPYは98円から90円割れと8円(800pips)もの急落が起こりました。

スイスフランは日本円とは違って流通量がはるかに円より少ない通貨になります。そのため中央銀行などが大規模な売り注文を行うと、日本円の倍近い変動を起こすことがあるのです。上記の介入もその一例です。クロス円の1つであるスイス円が8円、ドルスイスやユーロスイスも1000pipsの変動です。ある意味脅威ですが、このへんどうは日銀の介入以上に一方的なので、ハイレバレッジで大きく取れればそれこそ数千万とか億を狙えるチャンスでもあるのです。

ただ・・・スイスの介入は、他国なこともあって情報が少ない上に時期も不透明です。また日銀と違ってやり手のスイス中銀の情報はなかなか把握できるものではありません。日銀の介入より狙いにくいのも確かです。