ドル円が77円台以下で介入警戒感、76円台は危険水準、75円は実弾投入

2007年の円安相場崩壊以降、日本は長い長い円高に苦しめられてきました。

その円高を止めるために日銀は市場に介入をしてきました。

しかしその介入も無制限にするわけにはいかず、ある一定のレートを堺に介入するかどうかの議論が湧き上がったり、介入のプレッシャーがかけられたり、介入のトリガーがひかれたりします。

では、その介入するレートや条件などはいくつなのでしょうか?

上記は3回の介入があった2011年のドル円の日足チャートです。

これを見てみると、ドル円の介入時というのは、3回のレートが76.43、76.95、75.56 になっています。

つまり76以下、76を割れて75になるあたりが完全な介入水準ということです。ドル円のチャートをみても77円台あたりから下値が硬くなった時によく現れる下ヒゲをたくさん出しています。ただし上髭も多く上値も重いこともよくわかるので下げたがってるが、下げられない相場であることがよくわかります。ドル円相場は買い持ちしている人が結構いるために、そういった人のポジションのストップを刈り取るときに一気に下げることが多いです。そのため普段はあまり動かずに、下げるときは一気に下げるというパターンが多いです。それを阻止するのが介入です。画像を見ても、介入の直前に相場がやや大きめに下落していることがわかります。つまりドル円のレートが77円台下から、大きめの下落が起こると介入警戒感が大きくなるということです。

また他の情報からも介入のレート情報を読み取ることができます。画面一番右の2011年10月31日の介入のとき、当時の財務大臣安住が、「75.63円の時点で日本経済に危機が及ぶと考え、市場介入を指示した」と発言し、問題になりました。この事からも、76円代は危険水準。75円代は実際に介入が入る水準と見て間違い無いことがわかります。

またそれ以外介入が起こった時のことで参考になることがあります。

画面一番右の2011年10月31日の介入のとき、介入の次の日から2日ほど、ドル円相場が79.19で一時的に不自然に下げ渋ったことが起こっていました。後に日銀の介入発表によって、これが日銀の指値介入であることも判明しました。当時の安住大臣が 「納得行く水準」 と発言したことと、下げ渋ったところが79.19あたりだったので、ナットクイク、ナット(7)ク(9)イ(1)ク(9)、の語呂合わせであるという憶測も飛び交って、一躍失笑をかいました。

いずれにしても、お間抜け大臣のおかげで、介入水準が75円代であること、介入すると79~80手前までが目標ということがわかってしまいました。これは是非参考にするべき情報です。